鍵屋から見たアメリカ製のカギ

アメリカ製のカギも日本国内でよく使われているものがある。
例えば、タイタンというメーカーの作ったカギである。
ハンドル錠などの建物部品に多い。
タイタンは会社の編成以後、錠前の製造が終了しており、交換部品としてはクイックセットという鍵を代用することになっている。こちらもアメリカの建物部品メーカーである。

クイックセットはアメリカを代表するドアノブメーカーである。1946年に創業された老舗ブランドであり交換しやすさや安全性などにおいて高い評価を得ている。

日本に輸入されるようになったのは1960年代に紹介されてからのことになる。
高級感のあるデザインが日本国内でも人気の理由であろう。

しかし、どうしても長年使用していると故障してくることがある。
たとえばシリンダーが破損して動かなくなることがある。
クイックセットはこのようなトラブルが多い。鍵穴部分がグラついてきて最終的には動かなくなってしまうのだ。
あるいは鍵本体が折れてしまった場合は、鍵屋に鍵作成してもらえばいいだろう。

また、高級感のあるデザインではあるが金メッキが剥がれてきて見た目が汚くなってくることもある。そうなってくると修理ではなく新しいものに交換したほうがいいだろう。

古くなった部品を新しいものに交換することで見た目にも使いごこちにもよくなる。ホームメーカーに相談しなくても鍵屋に相談すれば対応してもらえるだろう。